はじめまして。
学校で働いている者です。
そんなことはここではどうでもよく、チョークの虜になった者です。

虜になり過ぎて、チョーク収拾が最高に熱を帯びています。
今手元にあるチョークは、こんな感じ。全部、メーカーなり、種類が違います。

ひと言に「チョーク」と言っても、このように見た目も違えば、それぞれの「味」があります。以下長いので、簡潔に申し上げると、これらのチョーク（既に廃業したメーカーも含め）のレビューを書き留めていくブログです。興味のある方はご覧ください。

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自分が小学生の頃、学校に置いてあったのは、今となっては、泣く子も黙る「羽衣チョーク」でした。ちなみに、フルタッチではなくてニューポリの方でした。
チョークといえばそれでしたから、特に何も思わず、名前も知らず、強いて言うなら「ラムネみたいで美味しそうだなあ」くらいを感想として抱くまででした。ただ、箱のイメージだけは頭に残っていました。

時が経ち、チョークを手にする日々が始まりました。
初めは、公費で賄われ、学校に置いてあったチョーク（軽くディスるので名前は伏せます）を他の99.9％の教員と同じように、当たり前のように使っていました。
しかし、書きにくい。やたら硬いし、書き跡は残るし、粉は多いし・・・多少の知識を得た今振り返れば、「硬い」書き味と感じ、細い字になってしまうそのチョークは、炭酸カルシウム製のお安めのチョークでした。

昔馴染みのあのチョークとは書き味がまるで違うことを思い出し、毎日何時間も手にしている文房具だからこそ、書きやすいあのチョークがいいなあと思いました。その時まで、ブランドを知りませんでしたが、記憶の中の外箱のイメージから、あれは羽衣文具のニューポリチョークだと分かりました。そこから、自費でニューポリチョークを買っては使う日々が始まりました。
ニューポリチョークは、焼き石膏（硫酸カルシウム）製なので、柔らかく、丸みのある太字になる特徴があり、そもそもチョークには２種類の原料があるということを知りました。

また時が経ち、2015年。

まさかそんなことが起きるとは思っていなかったのですが、いつものようにニューポリチョークを追加で買おうとしたところ、「羽衣文具廃業」の文字。
慌ててニューポリチョークを買い集めました。既に、１箱1000円程度にまで高騰していました。ニューポリなのに。2021年の今なんか、某ネット通販○マゾンで、１箱7920円ですよね。フルタッチに至っては18000円…ありえない。
あれから６年。まだその在庫はあるものの、減っていくスピードを何とか緩めようと、いつしか同じような書き味の他社のチョークがないか、買い集める日々が始まりました。

そのうちに元来の収集癖が顔をのぞかせ、いくつかのチョークを買い試しているうちに、羽衣文具同様に、既に廃業したメーカーのチョークの書き味も気になり・・・今、自分の教室は、白チョークだけでも４～５種類が常備されている、そんな教室になっています。
自分だけでなく、子どもたちも「このチョークは書きやすい」とか、「今度のチョークはイマイチだね」などと、わたくしと一緒にチョーク談義をするマニアックな教室です。
恐らく、日本全国津々浦々を探し回っても、チョークの種類がここまで豊富に取り揃えられている教室は他にはないと自負しています。まあ、だからといって、字が美しいわけでもなければ、黒板アートが描けるわけでもなく、ただの収集が趣味なのですが。

中には、上記のように、既に廃業したメーカーのチョークもあります。これらは、メーカー名を検索してもヒットしないレベルのメーカーもざらにあります。あと５年もすれば、入手はおろか、ネット上からも消える日が来るかもしれません。それくらいニッチな分野だと思いますので。
そんなわけで、今、手元にあるチョークたちの特徴を、写真と共に記録として残していくためのブログです。
２０２１年８月現在、手元には１９種類の白チョークがあります。羽衣のように、廃業前に入手できたものもあれば、ネットの時代にあって、一体いつ廃業したのかすら分からないメーカーのチョークは、ネットオークションで目を光らせて入手したものもあります。誰も欲しがらないので、大体は入札１でお安く手に入れられるのでありがたいです。そんな、全国に輪を広げてもライバルが一体何人いるのか、いないのかという分野です。

完全に主観で書いていきます。興味のある方は、更新をお待ちください。いわゆる長期休暇に多く更新が行われます。
また、個人的な書きやすさ、書きにくさなどを綴ることを目的とします。書きにくいチョークを批判するつもりはありません。同じチョークであっても、1種類ごとに特徴が違って、面白いんです。ニューポリチョークから始まり、今となっては全てのチョークを愛しています。